(紹介する書籍)『日本戦時企業論序説』長島修 著 日本経済評論社 2000年 令和7年は戦後80年となる年です。 戦後日本経済のシステムの源流は戦時経済に求めることができるといわれ、そしていま戦後日本経済のシステム自体が…
「目標による管理を再考」 ほぼほぼ日記(161)
「目標による管理」は、もはや多くのビジネス現場で馴染み深いものです。人事評価のサブシステムの定番でもあります。ある調査によれば、大企業では47%、中小企業では22%で導入されているとのこと*1。私の実感ではもっと多く、な…
【お知らせ】夏期休業日につきまして
平素はひとかたならぬご厚情にあずかり、心より御礼申し上げます。今年の夏期休業日は2025年8月9日(土)~8月17日(日)とさせていただきますので、なにとぞご了承下さいますようお願い申し上げます。暑さ厳しき折ですが、皆様…
「実質賃金と賃上げ」 ほぼほぼ日記(160)
「人口減の日本で希少資源は労働力だ。長い目で見ると、労働の値段である実質賃金が高まるのは必然だ」と、 ある経済学者が雑誌に寄稿されていました*1。今後どの程度の賃上げが必要となっていくのでしょうか。 そこで、「今年の平均…
「大阪・関西万博」 ほぼほぼ日記(番外)
「いのち輝く未来社会のデザイン Designing Future Society for Our Lives」をテーマに、2025年4月13日(日) から10月13日(月)まで184日間にわたって開催される大阪・関西万博…
「O社のジョブ型事件」 ほぼほぼ日記(159)
内閣官房が第4回三位一体労働市場改革分科会(2023.12.18)で国内企業3社の人事制度をジョブ型人事制度のモデル事例として紹介しました。ところが、そのうちの1社(O社)がこれに絡んで労働者から訴訟を起こされています。…
「奨学金代理返還」 ほぼほぼ日記(158)
先日あるネットニュースで日本学生支援機構の「企業等の奨学金返還支援(代理返還)制度」が広がっていることが紹介されていました*1。若手の採用・定着に悩む企業にとって、これは効果的な方策であると考えます。 学位を得ることの価…
「働かないことは勝ち組か」 ほぼほぼ日記(157)
あるネット記事だったのですが「あえて“働かないおじさん”という選択に踏み切った会社員の「新・勝ち組」の手法」という魅力的な(?)書き出し。記事に登場する人物は、かつてはがむしゃらに働いていたのですが、上司に失望して仕事を…
「労使の協調のために」 ほぼほぼ日記(156)
あるテレビ局で不祥事があって、経営陣が発信した再生・改革方針に労働組合が賛同した、という報道がありました*1。いろいろ報道が多いこの事件に対して経営陣も労働組合も真剣に取り組んでいる点については理解したいと思います。 報…
「成長するのは部下ではない」 ほぼほぼ日記(155)
前回触れた「静かな退職」のつづきです。ある研究者の書籍*1では、静かな退職という風潮、現代の若者たちとの向き合い方について提言されていて、それは様々あるのですが特に私が感じた点に触れたいと思います。 静かな退職に直面した…