あるテレビ局で不祥事があって、経営陣が発信した再生・改革方針に労働組合が賛同した、という報道がありました*1。いろいろ報道が多いこの事件に対して経営陣も労働組合も真剣に取り組んでいる点については理解したいと思います。 報…
「成長するのは部下ではない」 ほぼほぼ日記(155)
前回触れた「静かな退職」のつづきです。ある研究者の書籍*1では、静かな退職という風潮、現代の若者たちとの向き合い方について提言されていて、それは様々あるのですが特に私が感じた点に触れたいと思います。 静かな退職に直面した…
「静かな退職」 ほぼほぼ日記(154)
最近、耳目にするようになった「静かな退職」。ある研究者の書籍*1によれば、数年前に「アメリカの若者を中心に反響を呼びだした概念」で、元々は「Quiet Quitting」つまり「あえて訳すなら、平穏への開放、静かなる撤退…
「2025年版中小企業白書~その2」 ほぼほぼ日記(153)
前に引き続き2025年版中小企業白書についてです*1。 今回は第2部の「新たな時代に挑む中小企業の経営力と成長戦略」についてです。白書の章以下のタイトルを一覧にすると下に記載したとおりで、ざっと見るとなにやら経営管理の教…
「2025年版中小企業白書~その1」 ほぼほぼ日記(152)
2025年版の中小企業白書が公表されました*1。現時点、世の中ではトランプ関税が話題にあがるところですが白書の編纂時期とは重なっていなかったのでしょう、それには特に触れられていません。 さて今年の白書は、円安・物価高や「…
「OBN」 ほぼほぼ日記(151)
「オールド・ボーイズ・ネットワーク(OBN)」という用語があります。wiki情報によれば、もともとはイギリスの上流社会の男性同士の社会的・経済的つながりを指す言葉だったそうですが現在では、組織の中で多数であった男性たちが…
「花盛り」 ほぼほぼ日記(番外)
名古屋市にある東山動植物園は季節ごとに花の見ごろがありますが、春から初夏にかけては気候も良くゴールデンウィークが訪れるに最適の時期なのではと思います。 この季節の花であるフジは棚仕立てにされて鑑賞されることが多いものです…
「割り切った労使関係」 ほぼほぼ日記(150)
学生の就職活動の時期がやって来ました。就職にあたって重視するところは時代によって移り変わりはあるでしょうが、つまるところ処遇と仕事内容だと思います。採用担当者が学生と面談したとき、学生からは「御社の社風」とか「スキルアッ…
「団体等検定」 ほぼほぼ日記(149)
地味な扱いでしたが、団体等検定を厚生労働省が初めて認定したという報道がありました。民間が行う検定を職業能力評価のひとつとして国が認めたものです。職業能力評価制度は技能検定が有名ですが、それを補うような形で「家政サービス」…
「物事を捉える哲学」 ほぼほぼ日記(148)
「○○な上司がやっていること」とか「○○な部下にはこう対処する」といったタイトルのネット記事を読めばナルホドと参考になるものです。こういった記事は専門家が心理学や脳科学などの知見に基づいて解説していることが多いように思い…