「人口減の日本で希少資源は労働力だ。長い目で見ると、労働の値段である実質賃金が高まるのは必然だ」と、 ある経済学者が雑誌に寄稿されていました*1。今後どの程度の賃上げが必要となっていくのでしょうか。 そこで、「今年の平均…
「大阪・関西万博」 ほぼほぼ日記(番外)
「いのち輝く未来社会のデザイン Designing Future Society for Our Lives」をテーマに、2025年4月13日(日) から10月13日(月)まで184日間にわたって開催される大阪・関西万博…
「O社のジョブ型事件」 ほぼほぼ日記(159)
内閣官房が第4回三位一体労働市場改革分科会(2023.12.18)で国内企業3社の人事制度をジョブ型人事制度のモデル事例として紹介しました。ところが、そのうちの1社(O社)がこれに絡んで労働者から訴訟を起こされています。…
「奨学金代理返還」 ほぼほぼ日記(158)
先日あるネットニュースで日本学生支援機構の「企業等の奨学金返還支援(代理返還)制度」が広がっていることが紹介されていました*1。若手の採用・定着に悩む企業にとって、これは効果的な方策であると考えます。 学位を得ることの価…
「働かないことは勝ち組か」 ほぼほぼ日記(157)
あるネット記事だったのですが「あえて“働かないおじさん”という選択に踏み切った会社員の「新・勝ち組」の手法」という魅力的な(?)書き出し。記事に登場する人物は、かつてはがむしゃらに働いていたのですが、上司に失望して仕事を…
「労使の協調のために」 ほぼほぼ日記(156)
あるテレビ局で不祥事があって、経営陣が発信した再生・改革方針に労働組合が賛同した、という報道がありました*1。いろいろ報道が多いこの事件に対して経営陣も労働組合も真剣に取り組んでいる点については理解したいと思います。 報…
「成長するのは部下ではない」 ほぼほぼ日記(155)
前回触れた「静かな退職」のつづきです。ある研究者の書籍*1では、静かな退職という風潮、現代の若者たちとの向き合い方について提言されていて、それは様々あるのですが特に私が感じた点に触れたいと思います。 静かな退職に直面した…
「静かな退職」 ほぼほぼ日記(154)
最近、耳目にするようになった「静かな退職」。ある研究者の書籍*1によれば、数年前に「アメリカの若者を中心に反響を呼びだした概念」で、元々は「Quiet Quitting」つまり「あえて訳すなら、平穏への開放、静かなる撤退…
「2025年版中小企業白書~その2」 ほぼほぼ日記(153)
前に引き続き2025年版中小企業白書についてです*1。 今回は第2部の「新たな時代に挑む中小企業の経営力と成長戦略」についてです。白書の章以下のタイトルを一覧にすると下に記載したとおりで、ざっと見るとなにやら経営管理の教…
「2025年版中小企業白書~その1」 ほぼほぼ日記(152)
2025年版の中小企業白書が公表されました*1。現時点、世の中ではトランプ関税が話題にあがるところですが白書の編纂時期とは重なっていなかったのでしょう、それには特に触れられていません。 さて今年の白書は、円安・物価高や「…