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「友子制度」 ほぼほぼ日記(165)

Posted on 2026年6月8日

ここしばらくブログの更新を怠っておりましたが、再開できたらと思います。

先日、筑豊炭田遺跡群である田川市石炭・歴史博物館、直方市石炭記念館をめぐってきました。文化庁によれば筑豊炭田遺跡群は「福岡県北部の遠賀(おんが)川流域に開発された,明治中期から昭和20年代にかけて,我が国最大の炭田であった筑豊炭田の遺跡群」とあります。当時の隆盛ぶりは今となっては想像が難しいのですが、この鄙びた地を訪ねてみれば、立派な商店街があり(ただし人影はまばら)、見事な鉄路が伸びていたりと(ただし非電化の)、かつて多くの人や物が行きかっただろうことがわかります。

さて、旧筑豊石炭鉱業組合直方会議所である直方市石炭記念館に「友子(ともこ)制度」の解説がありました。恥ずかしながら友子のことを初めて知りました。

展示の解説によれば、友子制度は鉱夫たちの互助組織で、江戸時代末期までに全国に広がりました。この制度により、鉱山労働者の相互扶助、技能継承、労務管理を行っていたのだそうです。別の解説によれば、これは同職組合(ギルド)であるとのこと。やがて時代が下り、鉱山労働が手掘りから機械掘りに置き換わり、公的保険の整備や企業による福利厚生が進む中で大正時代から昭和時代に役割が縮小、太平洋戦争後に消滅したのだそうです。

大正時代、つまり20世紀に入るころから労務管理は近代的・科学的な傾向を持ち始め主体が使用者である企業になっていきました。いっぽう一部の職業を除いて友子のような同職組合がなぜ力を失っていったのか、現代の労務管理にどういう影響をあたえているのか興味のあるところです。

ちなみに、日本労働組合総連合会の現在の会長のお名前が「友子」ですが、まったく関連はないのでしょうね。

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